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坂牧良太監督「ひかりをあててしぼる」@下北沢トリウッド

  • 執筆者の写真: lychniscoronaria
    lychniscoronaria
  • 2017年3月2日
  • 読了時間: 2分

渋谷ユーロスペースで1回目を見て、先日2回目をトリウッドで見てきました。

主演の忍成修吾さんが好きで見たのですが、

多くの魅せられるシーンがあり、それ以上の収穫を得たと思っています。

なんといってももうひとりの主演、派谷恵美。

怪演といってもいいでしょう。

彼女演じる智美の場面には好きなシーンがたくさんあります。

特にいいなと思ったのは以下。

・ビールを頭からかけられて、「はい、ごめんなさい、もう大丈夫です」と言うシーン。

その前の「お帰りなさい、あなた」も好きです。

表情と声のトーンに狂気を感じます。

・夜の渋谷のシーンと交互に映るベランダのシーン。

表情と立ち居振る舞いがとても美しいです。

渋谷のシーンも、文字に起こしたときにきっと美しくなるだろうなという切り取り方。

こういう描写は大変触発されます。

メインテーマである音楽もサイケデリックでお気に入りです。

・シャンパンボトルで夫をなぐり殺すクライマックス。

BGMがよく、「痛い?痛い?」と繰り返すセリフも迫ってくる感じでどきどきします。

このシーンがとても素晴らしいので、ここで映画自体終わってしまってもよかったかもとすら思います。

一方、忍成修吾の見せ場はあまりなかったかなという印象です。

智美は派谷恵美である必然性があったけれど、

浩平は忍成修吾である必然性があったかどうか。

リリイの星野やヘヴンズのミツオほどのインパクトがなかったのがやや残念です。

モチーフの扱い方もとても効果的でした。 モデルになった事件で実際使われた「クローゼット」を、 モチーフとして象徴的に昇華しているのがすばらしい。 勉強になるなと思ったことのふたつめです。

ここでは語りきれないほどの魅力が詰まった映画でした。

坂牧監督とお話しさせていただく機会を得られたのもありがたく思っています。

トリウッドでの上映は明日3日まで。

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